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てくてく図鑑

AREA2

善通寺 誕生院(西院)


毘沙門天立像

びしゃもんてんりゅうぞう

解説

「毘沙門天」は仏法を守護する四天王のうちのひとりで、「多聞天」とも称される。戦勝神や福徳神として独尊でまつられることも多く、憤怒の表情と量感あふれる体躯をもつ。
本像は、頭体幹部は縦一材より彫出し、前後に割り矧いで内刳を施している。表面には宝相華文などの彩色文様がのこる。天冠台や鎧の形式から、11世紀後半〜12世紀初頭の製作と考えられる。御影堂奥殿前に安置されていた本像は、2006年2月、新たに香川県指定有形文化財に認定された。

指定区分

県指定文化財

構造

木造・像高155.0cm

年代

平安時代

所在地

香川県善通寺市善通寺町3-3-1(宝物館)