LIST

てくてく図鑑

AREA7

善通寺市内


野田院古墳

のたのいんこふん

解説

大麻山の山腹に築かれた前方後円墳。3世紀後半につくられたと考えられており、「有岡古墳群」のひとつとして国の史跡に指定されている。 前方部は長さ23.5m×最大幅13m×高さ1.6mで、盛り土をした表面に列石を葺いている。後円部は直径21m×高さ2mで石だけを積んでつくった「積石塚」の特徴をもつ。 平成9年(1997)からの発掘調査では、それまでに確認されていた堅穴式石室の他にもうひとつの石室が発見され、ガラス玉や鉄剣、土師器、さらに古墳の周囲からは壷形土器が数多く出土した。墳丘の形状や出土遺物の特徴から、野田院古墳は国内最古級の古墳と考えられている。また、中世にはこの辺りに「野田院」という山岳仏教寺院があったともいわれている。

指定区分

国指定史跡

構造

年代

所在地

香川県善通寺市善通寺町