てくてく図鑑
善通寺 伽藍(東院)
りゅうおうしゃ
解説
金堂西側の池、その中の島に建つ小さな祠が龍王社である。水中にすみ、雨を呼ぶ力をもつとされる善如龍王がまつられている。江戸時代まではここでしばしば「祈雨の修法」が行われた。 古代から讃岐(現 香川県)は雨が少なく、日照りによる農作物への被害が多発していた。「五穀豊穣」は統治上の最重要課題であり、弘法大師が別当として修築した満濃池もそのためのものであるが、それと同時に、雨を降らせるための祈りは寺社に求められた重大な役目のひとつであった。
指定区分
登録有形文化財
構造
ー
年代
江戸時代
所在地
香川県善通寺市善通寺町3-3-1