てくてく図鑑
善通寺市内
げっしょう・しんかいりょうしょうにんたんじょうち
解説
月照は文化10年(1813)、信海は文政4年(1821)に讃岐国吉原の地にて竹森宗吉とお久との間に生まれた。ともに地元の牛額寺で出家し、その後京都の清水寺成就院で修業し住職となった。 幕末の尊王愛国の思想のもと、月照は明治維新の先導者・西郷隆盛などと親交を得て奔走するが、安政の大獄による幕吏追及のため薩摩へのがれ、隆盛とともに錦江湾に入水し死去。隆盛は一命をとりとめ、のちに維新の大功労者となる。一方、信海は兄・月照などとともに活躍したことから捕縛され、江戸にて獄中死をとげる。 明治24年(1891)、ともに維新の功労者として月照は正四位を、信海は従四位を贈られた。そして郷土の誇りである両上人がこの地で誕生したことを記念し、昭和10年(1935)に地元有志により石碑が建立された。
指定区分
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構造
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年代
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所在地
香川県善通寺市吉原町