てくてく図鑑
曼荼羅寺
かんのんどう
解説
香川県指定文化財の聖観音菩薩立像を安置する堂宇で、昭和62年(1987)の建立。ただし、堂内中央の仏壇周辺の柱などには建立年代以前の古材がのこされている。その古材は江戸時代のもので、当初の建物は曼荼羅寺最古の建造物の可能性がある。
堂内中央の壇上に安置される聖観音菩薩立像は、針葉樹材製の一木造で、その量感あふれる体躯の表現などから10世紀後半の製作と考えられる。また、堂内には元禄16年(1703)宮内法橋作の胎蔵界大日如来像と、天明2年(1782)田中主水作の西行法師像もあわせて安置されている。
指定区分
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構造
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年代
昭和時代・昭和62年(1987)
所在地
香川県善通寺市吉原町1380-1